2021年 08月 17日
美の殿堂の85年と戦時中の動物園
大阪市立美術館が2022年度から大規模な改修工事休館に入るそうです。
改修を前に企画された「美の殿堂の85年 大阪市立美術館の展示室」を見に行きました。作品を展示しない状態で展示室と展示ケースを鑑賞できる(!)特集展示です。
日頃展示に関わる身としてはは、それって単に搬入前や搬出後なのでは…?という気もしていたのですが、実際は大違い。ぴしーーっ!と並んだ展示ケース、もちろん足元にごちゃごちゃ梱包材や台車もない、人もいない、こんな状態で展示室や展示ケースを見ることは意外とないのでは?


かっこいい!


展示ケースの鍵も素敵

壁に残る枠はもともとは窓。自然光の入る展示室だったそうです
美術館の歴史や展示室の変化の分かる解説シートも興味深く読みました。連合国軍に接収を受けた際は展示室がバスケットボール用コートとして使用されたというエピソード、確か京都市美術館もそうだったな。


これが「Fケース」
何も展示されていないケースを見て、「今は展覧会はされてないんですか?」と会場スタッフに質問して、説明を聞いて笑って引き返すお客さんもいました。こんな展示なかなか見られないのに、もったいない。
この美術館の建物は他にも見どころいっぱいです。




入口ホールにはシャンデリア
こういう重厚な美術館や博物館はどんどん減っていくんやろな。豊かさを残した改修になりますように。
◉戦時中の動物園
大阪市立美術館の隣には天王寺動物園があります。
今年オープンしたTENNOJI ZOO MUSEUMを見に、久しぶりに入園。天王寺公園もずいぶん雰囲気が変わっていて驚きました(2015年リニューアル)。

TENNOJI ZOO MUSEUMの剥製展示
ZOO MUSEUM内のホールでは「戦時中の動物園~Our Wars, Not Theirs.~」を8月29日まで開催中。この時期に毎年開催されている企画展で、第二次世界大戦中に天王寺動物園で殺処分された動物の剥製などが展示されています。

胸がぎゅっとなる展示…なのですが、「どうぶつさんたくさんいるね〜」と楽しそうに剥製を眺めている親子が何組も…レジャーとして来ているお客さんにキャプションを読んでもらう難しさを感じました。
これからも続けてほしい展示です。
レポート:(え)
= = =
大阪市立美術館特集展示
「美の殿堂の85年 大阪市立美術館の展示室」
2021年6月12日(土)~8月15日(日)
大阪市立美術館
一般300円
https://www.osaka-art-museum.jp
= = =
天王寺動物園企画展
「戦時中の動物園~Our Wars, Not Theirs.~」
https://www.tennojizoo.jp/event-info/4033/
2021年7月21日(火)~8月29日(日)
天王寺動物園 TENNOJI ZOO MUSEUM だいしんワクワクホール
要動物園入園料
by musume2016
| 2021-08-17 22:43
| 鑑賞記録