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あっという間に1月も半分に…!今年もどうぞよろしくお願いいたします。

2019年(え)の展示鑑賞はじめは、LIXILギャラリー「吉田謙吉と12坪の家-劇的空間の秘密-」でした。
 
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LIXILギャラリーは私が行き始めた頃(20年とか前かも…)はINAXギャラリーでした。素敵な企画と美しい展示+広報物、充実した関連書籍(INAX BOOKLET)がセットになっていて、いつも刺激を受けていました。
四つ橋→本町→現在のグランフロントと、移転をするたびにスペースが小さくなり、残念ながら今のギャラリーは、まず知らないと行かない(行けない)場所にあり、LIXILショールームとも切り離され、普通の一室という感じ。移転後はじめて行ったときには、これ、いつでも閉められる感じになったな…と悲しい気持ちになりました(ちなみに、向かう途中に通過するスカイロビーはちょっとテンションあがります)。今のところ私の心配は現実にはならず、小さい規模ながら活動は続いています。

「吉田謙吉と12坪の家-劇的空間の秘密-」は、舞台美術を中心に活動した吉田謙吉がつくった、ステージ(!)のある12坪の「愉快な家」を入り口に、暮らしやものの見方、考え方、そして楽しみかたのヒントが感じられる展示です。
 
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裏側は仮設っぽい(舞台裏っぽい?)感じ。会場の雰囲気はホームページにも少し紹介されています。
考現学や暮らし方の工夫の記事など、読んで楽しい資料が多いので、少し時間にゆとりを持って行くがおすすめ。

撮影もOKです。私は近距離に強いカメラを持っていないので、細かな資料の写真は撮りませんでした。BOOKLET買おうかな…。
BOOKLETのデザインは今回も祖父江慎さん関係で凝ってます。たまに凝りすぎてて、「海藻」のときは、もうちょっとすっきり普通にきれいに見たいんやけど…と思ったりしてしまいましたが、今回はぎゅっと詰まった感じが企画の雰囲気と合って楽しいです。

1月19日には、メインビジュアルに使われている写真の右端に写っている女の子、吉田謙吉の娘さんの講演会「愉快な家 父・吉田謙吉の住まいの夢」もあるそうです(定員に達したため、申し込み締め切りとのこと)。

= = =

吉田謙吉と12坪の家-劇的空間の秘密-

2018年12月7日(金)~2019年2月19日(火)
LIXILギャラリー大阪
http://www.livingculture.lixil/topics/gallery/g-1812/
 
 
レポート:(え)


# by musume2016 | 2019-01-18 09:49 | 展覧会見学記録 | Comments(0)

ちょっと気持ちがもやもやしている(め)です。

「博物館」「楽しい」「学び」
よくセットで見るキーワードだけど、「博物館で楽しい」ってどういうことだろう。
それはちゃんと「学び」になってるのか?
なってたとしても、どういう学び?
博物館だからこそできる「学び」になってる?

博物館のチラシやポスター、報告書などでこのキーワードをよく目にします。
その展示やイベントに参加できてないことが多いので、実際のところどんなだったか分からないことも多いけど、
「楽しい」は博物館でなくても体験できる種類の「楽しい」のような気がするものや、
そもそも「楽しい」は書き手側の「楽しい」であって、私の考える「楽しい」と違うかもと思うものがあります。
「学びになる」こともとても難しくて、その瞬間に「あ!」と思う人もいれば、博物館でのその体験があったからこそ数年後にじわりとわかる、という人もいます。

「博物館」で、「楽しくて」、「学びになる」という仕掛けは、実はとても高度で難しい。
そしてそれは「参加者数」という数で計れないことがとても多いというのも実感しています。
難しい上に分かりやすい評価も出ないなら、簡単に楽しいことをやったほうが博物館が生き残れる、という考え方もあるのかもしれない。
でも博物館でやる以上、博物館であることを大切にしたいし、博物館全体がそうあってほしいと思います。
自分の性格なのか「何のために何をやってるのか」を考えてしまうし、その根の部分が博物館に関わっていないとすごく気持ち悪い。
博物館から離れたところで「楽しいことだよね」と言われても、「それ博物館でやらなくていいんじゃない?」と言いたくなってしまう。

反対に、それがうまくいったときは参加した人の気持ちやこれから歩む先の方向が変わる気がしています。
私達の作っているグッズで語っているように、それこそ人生だって変わると思っています。
そういう瞬間を、きちんと作っていきたい。失敗も多いけど、でもやっぱりダサいことはしたくないんだなー。
(なぜ突然もやり投稿したかはまた別の機会に。)





# by musume2016 | 2018-12-12 23:02 | 博物館を楽しむヒント | Comments(0)

ベトナム民族学博物館


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おお、なんと11月になってしまった!
今月(め)は、ベトナムのハノイに遊びに行ってきました。ベトナム民族学博物館に行ってきたのでレポートです。
いろいろな民族の文化や生活道具や衣服などを見るのが好きな私にとって、ここは本当に楽しい博物館でした。
日本語のパンフレットもありました。

ハノイ駅から北西に車で20分ほど行った場所に、ベトナム民族学博物館があります。
ベトナムには54の民族が住んでいるようで、ほとんどが少数民族。博物館では多様な民族の文化を見ることができました。
展示室は1階と2階、そして2階に隠し階段のようなものがあって、登っていくとディスカバリールーム。
本館の後ろにはお庭が広がっていて、いろいろな民族の家が建っていました。ベトナム版たてもの園という感じ。この家の展示もとても良かったです。
例えていうなら、みんぱくにたてもの園がついてるような(そこまで大きな規模じゃないけど)。この両方の博物館が大好きな私にとっては、とても楽しい博物館でした。


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本館入ってすぐのホール。高い天井の下に美しい資料が展示されていて、素敵でした。

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ベトナムに住むたくさんの民族の写真。多様性を示しつつ、でもみんなアジアの人なので似ていると感じるところもあり。この先の展示物のイントロダクションのような展示でした。

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版画のような展示。木のスタンプを重ねて作っていく様子がよくわかる、けど、下の段の一番左の絵は、上下逆さまよね?

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カゴをたくさん積んだ自転車の展示。迫力がありました。ベトナムらしい感じも。

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この展示もよかったです。ベトナムらしい三角の笠の作り方が分かる展示。手前から工程と素材がならんでいて、奥に行くにつれて完成に近づく。壁の映像では笠を市場で売る様子など。何も読まなくても伝わった展示。

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2階の隠し扉のような奥には階段があり、

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登って行くと…

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子ども向け展示場、ディスカバリールームでした。担当のスタッフがいて、ブロックプリントをやらせてくれました。

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2階から1階を見下ろした風景。欧米からのツアーのお客さんが多かったです。みなさん、グループに1人ずつガイドさん(もちろん語学の堪能な)がついて、展示解説を聞いていました。

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 ここから野外展示。ここでは水上人形劇をやっていて、観覧するには別途観覧料が必要でした。

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どことなく日本のような家

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すっごく背の高い家、というか集会場だそうです。登るのが大変だけど、この階段はわくわくしますねー。

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「ロングハウス」という名前の家。その名の通り、すっごく長い。


住所:Nguyen Van Huyen str., Cau Giay dist., Hanoi
開館時間:8:30~17:30
休館日:月曜日



# by musume2016 | 2018-11-22 00:54 | 展覧会見学記録 | Comments(0)

いろいろ大変だった今年の夏も、やっと少し終わりが見えてきました…
今年の夏は2回奈良方面に行きました。まとめてご紹介します。


◇ツバメのねぐら入り(奈良)

日没頃に「ねぐら」に帰って来るツバメを観察します。はじめて「ツバメのねぐら入り」を見に行ったのは5年前、大阪市立自然史博物館の観察行事でした。まず学芸員(和田さん)の説明を聞き、ツバメを待ちます。何万羽ものツバメが頭上を通過し、目の前のヨシ原にどんどん飛び込んでいく様子は圧巻!その後、ほぼ毎年見に行っています。

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(つばめが速すぎて私のカメラでは全然写らず…)

行事で見に行かなくても、もちろんツバメは見られるのですが、やはり一度は説明を聞くのがおすすめ。毎年7月末ぐらいに大阪市立自然史博物館日本野鳥の会が観察会を開催しています。情報は各ホームページでチェックできます。


◇司馬遼太郎記念館(東大阪)
http://www.shibazaidan.or.jp/

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ツバネのねぐら入りに向う途中に寄り道。1DAYパスを使っていたので、どこか寄り道しないと損々!
天井までの本棚の写真は見たことがあったので、これかー!という気分で見渡しました。が、本棚は展示のみで、並んでいる本を手に取ることはできないそうで残念。でも司馬遼太郎の頭のなかを覗くようで、面白かったです。小さな記念館ですが、映像の上映や喫茶コーナーもあり、入り口でオリジナルグッズの販売もしていました。
近くに喫茶美術館というところもあるそうです(帰宅してから周囲の地図を見ていて気付きました)。次に行くときには寄りたい。


◇こうもり博物館(奈良)
http://www.abri.or.jp/batmuseum.htm

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随分前から行きたいと思ってはいましたが、遠くてなかなか行く機会のなかった博物館。夜の観察会に友達が参加するとのことで、この機会に私も行ってきました。川の近くの気持ちのいい場所です。

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この日の観察会はちびっこの団体さんも一緒で賑やか。こうもりの説明を聞いた後、バッドディテクター(こうもり探知機。こうもりの発する超音波を拾います)で、こうもりを探しながら歩きました。姿は確認出来ませんでしたが、音で観察するというのも新鮮でした。

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◇ならまち糞虫館(奈良)
https://hunchu.jimdo.com/

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ほっそい路地の奥にある、今年7月に新しくオープンした個人博物館。真っ白い壁と棚に糞虫が展示されていて、清潔感満点。糞をイメージした(?)展示台もかわいい。
きれいすぎるぐらいでしたが、こういう雰囲気だと、ちょっと入ってみようかなと思う人が増えるかもと思ったりしました(博物館ってちょっと薄汚れてて暗いイメージがあるような…。私はそれも、というか、それが好きではあるのですが)。オリジナルTシャツもおしゃれでした。

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今回は寄れませんでしたが、奈良には和紙造形作家のせんだふみさんのお店「山笑う雑貨店」もあります。
せんださんのキノコライトは、大阪自然史博「きのこ!キノコ!木の子!」展にあわせて、大阪自然史博ミュージアムショップにも入荷しています。ショーケースを覗いてみてください。

そして「きのこ!キノコ!木の子!」展も残りあと一ヶ月です。お見逃しなく!(最後は宣伝)

大阪市立自然史博物館
「きのこ!キノコ!木の子!~きのこから眺める自然と暮らし~」
2018年7月21日(土)〜10月21日(日)月曜休館
http://www.mus-nh.city.osaka.jp/tokuten/2018kinoko/
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レポート:(え)


# by musume2016 | 2018-09-18 22:29 | 展覧会見学記録 | Comments(0)